日中座は地蔵比丘 妙運和尚筆の地蔵菩薩画幅を本尊に地蔵法を拝んで三界六道法界含識、戦没者諸霊、永代逆修、今年度の盂蘭盆大供養会、施餓鬼申し込みの諸霊へ総回向を修しました。
濱地天松居士もこのお地蔵様を常に拝んでいたそうです。
◎妙運比丘は上野の天台宗 浄名院の第38世である。
浄名院境内には地蔵菩薩像がビッシリと建立されている。写真は以前に参拝した時のもの。
比丘の道歌をふたつご紹介する
「迷う世をいでて行く身の嬉しきは
むすぶ佛のえにしなりけり」
「ほむるのも そしるもみな えにしにて
助けたまえる 南無地蔵そん」
意訳
褒められるのも、あるいはそしらえるのも、それもみんなご縁として 我々を助けてくれるお地蔵様を心から信仰します。
下記紹介文、天台宗東京教区のサイトから引用
明治12年三十八世妙運大和尚が釈迦入滅百年後印度の阿育王が、八万四千の石宝塔を世界各地に建立されたように、一つには仏恩に報い、一つには民衆を救うため八万四千体の石地蔵尊建立を発願された。そして自づから地蔵尊の真影を八万四千体拝写し、これを八万四千人に授与しこの受施者は必ず一体建立できるよう誓願された。奉納には率先して北白川能久親王が十数体造立、徳川、小松、近衛、一条、毛利の旧殿上人、陸奥宗光、大山元帥、犬養木堂また三井、安田の財閥、梨園の花形その他各地の方が造像し今日に続いている。www.tendaitokyo.jp
◎お地蔵様は浄名院だけでなく各所にお祀りされている。
その事情はこちらのブログが詳しい
◎我孫子市史研究センター・会報231号に
「都部正泉寺と新木地蔵院の八万四千体地蔵」
という近江礼子氏の記事有り 詳しい 下記pdf参照