大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

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施餓鬼供養の功徳その274

善龍庵
大森義成先生

拝啓、残暑厳しい折、いかがお過ごしでしょうか。ご多忙のところまことに恐縮です。

このたびは、釈迦三尊像報恩謝徳のためのお施餓鬼供養を厳修たまわりまことにありが
とうございました。自宅での追善供養も無事結願となりました。
ご本尊様、ご神仏様、先生ならびにご同行の皆様に篤く御礼を申し上げます。

 

 さて、今回のご供養は、盂蘭盆大供養会のあとみた、不思議な力をもった老尼僧と若い尼僧二人がお寺にこられたという夢がきっかけです。

 

それは、若い尼僧と、きれいな庭を眺める書院でお会いいただき、老尼僧から、「これから弟子と高野山に参籠し永遠(とわ)の閉関修行に入りますので、お別れを申し上げます。」と言われました。

 

これは一般の修行ではなく、近く入寂されるのだろうかと思い、「それは殊勝なご覚悟です
が、なにか随喜できることはありますか。」と尋ねたところ、「それでは、釈迦三尊像を寄進されてはいかがでしょう。」と言われました。

 

釈迦三尊像といっても、いろいろ種類があるようですが」、と聞くと、「脇仏は、迦葉・阿難尊者にしてください。迦葉尊者から羅漢様の力をいただいてきましたので。」と述べられたところで「仏像の寄進などは身に余ることだが、なんとかせねば」と思い目が覚めました。


 
 その後、終戦の日のご供養のときも気になり、調べてみると、釈迦如来迦葉阿難三尊
像につきましては、遠い親類の禅僧(故人)の修行先にも祀られる、私も南伝仏教国に
滞在中、参禅指導していただいたお寺様のご本尊だったと、ご縁のあることに気づきま
した。

 

そこで、先生に報恩謝徳のお施餓鬼供養をお願いいたしました。

 

先生からは阿難尊者はお施餓鬼を始められた方というご指導もいただきました。

 

 開白前、先生のブログを見かえし、ハッと驚いたのですが、ちょうど七月八月の新旧お盆前後、先生には永代供養特別事業のために過去帳にお祈りをしていただいたのでした。

 

夢に出てきた尼僧の二人は、ちょうど永代供養をお願いしたご対象二柱をあらわしていることにようやく気がつきました(ご助言通り二柱にしてよかったです。)。高野山での永年の閉関尼僧修行とは、記念事業で永代供養過去帳に入れていただき、仏弟子となられたということだったと気づきました。

まことにありがたい次第です。

 

 

 今回釈迦三尊の報恩謝徳のご供養をしたところ、なにか元気をいただけたような気がします。調べたらS寺様にも、胎蔵曼荼羅様にも両尊者はいらっしゃいました。なんとも夢の寝
言のようなお願いでしたが、いずれにしましても滅罪の修行は一回ごとにものごとをよくしていくのは確かだと思いました。

 

 また、浄菩提心如意宝珠の修行も、手応えを感じています。拝見するのも畏れ多いと思っていた白蛇形宇賀神様のご神像も、宝珠形と気づきました。

 

 先生には仏法僧縁をいただき、まことにありがとうございます。   合掌礼拝

 

※大森談

不思議なことに、この方が見た夢の釈迦三尊。金剛経の三尊です。

 

羽田先生が教えて下さった金剛経の冒頭にある釈迦三尊と須菩提と八大金剛、四摂菩薩の図


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羽田先生ご所持 金剛経冒頭