前の宝山寺山主であった故松本実道長老の法語集を読んでいると次のようなお言葉があったのでご紹介したい。
>>>
彼岸
寒さ暑さも彼岸まで
とは気候のことであるが
何事も同じ所にいつまでも停滞しないことを
教えている言葉である
苦しいからとて、楽しいからとて
それがいつまでも止まっていない
だから人生のことは絶望してはいけないし
また有頂天になればなお悪い
>>>
この世は諸行無常であるからいつまでも同じ状態が続くことはない。この真理は私たちに現実的な生き方を教えてくれる。
だから、今苦しい状態であっても時事刻々変化していくのだ。しかし、良い変化をもたらそうとするには、もう一つ良い種をまくという行動がいる。
因果必然。もうひとつの法則はそれを教えている。この法則を無視することを邪見という。
お知らせ
お彼岸のご供養の申し込みは本日13日締め切りです。詳細は下記リンクをご参照ください。
9月 秋季彼岸会のご案内 - 大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵