先祖供養をやめたら障碍があるかという質問がありました。
私はないと思います。
先ず障碍の主な原因は自分自身の煩悩だからです。
内なる煩悩が外にあるものと共鳴します。
大正時代に活躍した霊覚者、泉聖天尊は、先祖が祟ることはないが、何かを気づかせることはあると説れていたそうです。
ご先祖様は結局は全て自分に集約されています。
先祖供養はご先祖様のご縁で今活かされていることに感謝するとともに、自分の中にご先祖様を意識するということだと私は考えてます。
もちろん他にもたくさんの意義があります。
そして、大事なのは、先祖供養という形をとって仏道修行しているのです。
言い換えれば、過去無数のご先祖様と共に今自分が仏道を歩んでいるのです。
仏道修行によって煩悩が浄化されていく、今度はそれに応じたものが外からやってきます。
◎ちなみに障碍が怖いという場合は、空を観じて対処します。
金剛般若経は空という言葉を使わずに空をといています。いつでも、どこでも下記の金剛般若経の偈を繰り返し唱えると良いでしょう。
私自身も何かこだわりがあって、悩む時はこれを繰り返して唱えてます。すると無用な執着から解放されます。そのあとシリソワカと自分を祝福すると更に良いです。
◎金剛般若経の偈 気持ちが落ち着くまで唱える
一切有為(いっさいうい)の法(ほう)は
夢幻泡影(むげんほうよう)の如く
露(ろ)の如く 亦(ま)た電(でん)の如し
応(まさ)に如是(にょぜ)の観を作(な)すべし
◎補闕円満真言 七回以上唱える
おん ころころ じゃや ぼっけい そわか
護国院 随求陀羅尼塔