慈雲尊者の『金剛経講解』
この本は、尊者の金剛経の講義の筆録。
この本は慈雲尊者全集に収録され、後年、木南卓一氏が抜き出して、尊者の金剛経関係の法語類聚とあわせて上梓している。
写真は善龍庵架蔵の金剛経講解(鴻盟社版)
この鴻盟社版は雲照大和尚が序文を書き、校閲している。
雲照大和尚は序文の冒頭で「この(金剛)経は、摩訶(大)般若経の略説にして、一切諸仏の秘要、一切諸経の精髄、衆生自心の真性なり。ゆえにこの経を持するは即ち自心を持するなり。自心を持するは即ち仏心を持するなり」と述べている。
こちらは釈雲照大和尚の金剛経の講義を筆録したもの。濱地天松居士も参照したようである。