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経典書写とその功徳 その7 濱地天松居士

第五に経典を書写してこれを後生に残すときは、

自己の死後において他人に読誦されて永劫に功徳を受けるのであります。

 

第六には自己の写した経典を他人に与えるときは、

その巻数を増やすにしたがって、その功徳を増すのであります。

ゆえに多く写経するほど功徳は広大であります。

 

金剛経を一千巻布施すれば無量の功徳ありと聞いています。

いわんや心を清浄にして謹んで経典を書写し、

これを施すにおいては、その功徳はいかばかりであるか、

はかり知ることのできないほど甚大なものであります。

 

以上

 

 

 

大森補 よほど達筆でないと写経したものを布施するのは、現実的ではない。

その場合は、印刷した経典を七部、二十一部や百部や千部などと決めて購入し、ご縁あるかたに布施するとよい。これを「印施(いんせ)」という。


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