稲荷祭中の御旅所に参拝
伏見稲荷大社御旅所
此処は、伏見稲荷大社(伏見区)の御旅所です。
此の御旅所は、かつて七条油小路と八条坊門猪熊の二ヶ所に分けてありましたが、天正年間にこの地に移り現在に至ります。
稲荷祭では、五基の神輿―田中大神(田中社)・佐田彦大神(中之社)・宇迦之御魂大神(下之社)・大宮能売大神(上之社)・四大神(四之大神)―が駐輿になり、その間神輿の氏子区域(不動堂、西九条、塩小路、中堂寺、東九条、八条東寺)の巡幸、神楽殿での湯立神楽・六斎踊り等々により境内は氏子、参詣者で賑わいます。
境内整備(社殿・神輿台車庫・奉安殿の改修改築)は平成19(2007)年より順次行われ、社殿(下命婦社・上命婦社・御旅殿・太神宮)は平成27(2015)年に竣功致しましたが、御旅殿を除く社殿には神宮の御遷宮後古殿舎に使用の材が使われています。周囲の石玉垣は明治40(1907)年に氏子により新設され、令和元(2019)年に改修されました。
命婦社が上と下と二つある。
命婦は下社の御眷属、阿古町のことだが、上命婦とは上社の御眷属の小薄のことだろうか?
もともとは、三の峰全てに眷属社があったそうだ。上社は小薄、中社は黒烏、下社は阿古町と呼ばれた。
伏見稲荷では、今は阿古町の白狐社に統合、お祀りされている。
御旅殿のお稲荷様に金剛経要品を唱え御法楽
向かって右隣が大神宮