大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

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信心を貯える ③ 松本実道長老の著作から

豊に実った稲穂も穂だけがあるのではなくして、よく育った茎があって初めて稔る。

茎の中にこそ穂は宿されているのと同じように、私たちの信心の穂も平常の行いの中に宿っている。

 

何のおしるしもないように見える日々の信心の中に、大切なおかげが貯えられていることを忘れてはならない。

 

この貯えがあればこそ、サテという時に力強いより所となるのである。

道は平常に至ると申すべきである。

松本実道長老著『佛とともに』より 引用

宝山寺境内 撮影Oさん

結果うまく行く人は 上記の理を心得ていますね。辛抱強く功徳を積み続けます。

田んぼを育てるのに似ています。順風満帆なときばかりではありませんね。

土や水、天候のことなど様々なことに対処しながら、秋には豊かな稲が実ります。

信仰の青田刈りすると、大抵は最後はうまくいきません。

それは徳がないからです。

良い種(功徳)を植えて、あせらず時間をかけて育てるのが信仰のこころえです。

近道なし。大森