誠に歓喜天尊の信仰は苦しいものではなくして楽しいものであり、悲しいものではなく喜びに満ちたものでなくてはならない。
そのためには、おかげを急がず貯える信心を心がけるべきである。
この本物の信心が全てを好転に導き、願わずしておのずから与えられる、おかげで暮らしができるのである。
行く末は 雨か嵐か知らぬども み親にすがる 身こそ安けれ
歓喜天尊に限らず、すべての信仰に通じるお話です。
先に功徳を使ってしまうと、あとはおかげは現れにくいですね。
初めに利益を授かるのは、私たちに功徳を積めよと、
神仏が功徳を先に貸してくれたようなものです。
おかげがあったときこそ、功徳を心がけると、あとあとも良いです。それには根気が必要です。
大森