真言念誦のこころえをきかれたので、無心にに拝むことと答えた。
龍樹菩薩がつくったという、準提観音を讃える頌には、
「寂静にして、心常に誦すれば、一切もろもろの大難、よくこの人を侵すことなし」とある。
いろいろなお願いごとをしながら、唱えたい所だろうが、お願いは初めだけにして、あとはお任せして心をしずめる。
本格的には、目の前に月輪のなかの本尊を観想して念誦するのだが、初めは難しいので、仏像や仏画のお姿や梵字などを意識すると良いだろう。
感謝の言葉を繰り返しながら、念誦することもお勧めする。私は毎朝、聖天さまの真言を千遍念誦しているが、そのときは「聖天さま、ありがとうございます」を念じ、感謝行に徹している。
ちなみに准胝観音さまを拝むときは、梵字に集中している。写真参照
(真ん中の文字)