今月は少し忙しくて関西に何度か行く用事がある。
先日は昔からの知人(僧)に頼まれて聖天様のご供養にお伺いした。
そこの聖天様の尊像は、寺の山にある大きな木の下から明治時代にほり出されたと伝えれているもので、昔は浴油もされていた。信者さんがたくさんいたという。
その聖天堂は、昔の渡世人が建てたそうである。聖天様のご利益をいただいてなかなか盛大だったようだ。
先々代遷化の後、放ったらかしだったのだが、知人がある時に聖天様をきちっとお祀りいなければならないと思い立ちお供え物をしたり、お堂を整え出した。すると不思議なことに仕事が順調にいくようになったそうだ。
そこで一度は丁寧にご供養したいということで私に修法を依頼してきたのである。
私は花水供を一座拝ませていただいた。
特に今回は五秘密菩薩と理趣経の秘印明で法施。
その前にお姿を拝見させていただいた。立派な羯磨形の荘厳なお姿であった。
尊いご縁をいただいてご供養できたことに感謝している。