大森先生
お世話になっております。
以前父の様子を改善するため、母が先祖と父の守護霊の施餓鬼供養をお願いした件での感想です。
まず、お施餓鬼が始まる2日前に突然父が「わし、伏見稲荷大社さんの山に登る!」と言い出し、次の日全員でお山に登り、各所を参拝致しました。
そして、お施餓鬼が始まり2日後、父の糖尿病の血液検査がありました。父は2型糖尿病を患っており、毎日20錠薬を飲んでいます。
前回の血液検査の結果、医師から「適正数値より1.6も高くなっています」と苦言を呈されていました(かなり悪い状態だったようです)。
それがなんと今回の血液検査の結果「適正数値の0.1高くなっているだけで、前回よりも1.5も下がっていますよ!
何されたんですか?頑張りましたね!」と突然ほぼ適正の血糖数値になっていることが分かりました。
父は非常に喜び、「神様仏様に感謝や!!凄いな!わしこれから毎月稲荷山登ろ!!」と大層喜んでいました。
そして、5日前にまた今月の血液検査があり、結果医師から「前回よりもさらに0.4下がっていますね^^適正数値範囲です」と何と適正数値に戻すことができました。
家族はぽかんとしております。本人はにこにこしてご飯を食べております。
しかし血糖値は良くなったものの、一方で相変わらず性格がよろしくありません。
そこで私は、神棚とお仏壇に
「あの、どうして父は性格がああなのですか?別に私は良いんですが、本人の人間が堕ちるだけです・・・。教えてください。」
とお願いしました。
すると、実は私は社会科学の研究をしているのですが、たまたま手に取った専門分野外の本の開いたページに、「自我の二重化」という知見が記載されており、その症状にピッタリでした。
父は幼少期、非常に冷酷な家庭環境にあり、その原因・症状・行動パターン、全て当てはまりました。
母はそれ以来、「あんな人じゃなかったのに」と言わなくなりました。私は、やっと受け入れられたんだな、と思っています。
このような経緯で知った父の精神構造ですが、私には何か「慈悲の心を深めよ」と言われているように思います。
自分にとって父は悪い毒を吐くもの、憎悪や冷淡、貪欲、重荷といった面が強い存在です。しかし、この毒や悪というものが無い自分は、果たして人として強くあれるのだろうかと思います。
世の中には、必要悪という言葉もあるように、私はその毒を制し清め、その上をいく心を持たねばならないと思い至ります。
大森先生、お施餓鬼をして下さり、誠にありがとうございました。大森先生がお導き下さったおかげで、光明を見出すことが出来ました。
ブログを拝見し、修行や肉食断ち等いつも凄いなぁと思います。そしていつも弱者に心を寄せて下さっていらっしゃる。
これからもお施餓鬼をさせて頂きたく、どうか今後ともよろしくお願いいたします。
薬力亭の稲荷山全景図