大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

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令和4年秋季彼岸会の感想その17

大森義成先生
いつも御世話になっております。
28日の不動明王修行会と秋季彼岸会に母共に参加させて頂き誠に有難う御座いました。彼岸会は今回もそれぞれ供養対象を分けて御供養が出来てよかったです。
 
 
秋季彼岸会の申込みをさせて頂いてから色々な事がありました。納骨堂が祖父の地域にあるのですが、台風の影響で近くにある小さな清流がまさかの氾濫をし、後2〜3散歩のところで土台が濁流に呑まれ崩されるところでした。これも御陰様だと思います。祖父の地域で色々な被害が出るのが今までに初めての事でして困惑しましたが、これからの大型台風に備え納骨堂の移設等を考えております。
 
 
数年前程ではありませんでしたが、停電のためろうそくの明かりで勤行したり水風呂に入ったり日々の現代生活の有り難さが改めて身に染みました。水風呂でも修行だぁ〜と入ったのは私だけですが(笑)チェックと準備は大切でした。LEDランタンやラジオ等見事に壊れており全部買い直しました(笑)痛ましくもまだ復興が追いついていない地域が全国にまだまだあり1時間でも早い復興を御祈念致しております。
 
 
御供養を申し込まさせて頂いた西南戦争戦災死没者と大東亜戦争戦災死没者ですが、秋季彼岸会の前日に色々と分かり驚きが多々ありました。今まで何度か調べた事があったのですが分からなかった事が多くこの度分かったのも不思議です。
 
 
子供の頃に何度か足を運んだ学校の裏にあった訳の分からない神社とも見えない様な建物が戊辰戦争西南戦争戦没者のために建てられた招魂社であった事も分かりました。行った当時気になったのですが、小学生で招魂碑の漢字が全く読めなくてどうしようもなかったのを思い出しました。
 
 
そのほかにも様々な事が分かり、供養初日にそう言えば西南戦争終戦日っていつだろうとピンっと来たので調べたらみたら秋季彼岸会中の9月24日だったのでビックリしました。その9月24日に鹿児島県出身の旦那さんを持つ姉夫婦から10数年振り位にお寿司の差し入れがあったので驚き、これはと思いましたが偶然にせよ何にせよお寿司の分まで頑張りますと励まさせて頂きました(笑)
 
 
明治政府軍、薩摩軍共に民家に火を放ったり略奪、強姦、疫病等、今のウクライナの様に様々なことで犠牲になった一般人の方々も多かった様で広く戦災死没者とお願いさせて頂いてよかったと思います。
 
 
大東亜戦争戦災死没者の方は昔住んでいた家で愛猫の御陰?で幽霊を見てしまい、暫くしてから前に住む方から偶然話を聞いたのですが、その家の隣が今も昔も工場でして煙突をアメリカ軍が工場と勘違いして爆撃し巻き込まれて複数の人が亡くなったらしいです。
 
 
愛猫が夜になると二階の寝室で天井をじっと見つめていたりしたので怖いなと思っていたのですが、その家に住んでいた奥さんがどうも見付からず1週間程して屋根の上に引っ掛っていたのをやっと発見したらしいです。
 
西南戦争戦災死没者共にこの2ヶ月間程どうも気になり始め、今もまだいるのかなと思うと少し切なくなりこの度思い切って申し込まさせて頂いきました。
 
 
住んでる地域がまさかの戦場だった、悲劇が沢山あった、今この町に住む人大半が知らないんじゃないかと思います。歴史を知ることも供養に繋がると聞いた事があり、色々分かったのもあちらが知って欲しかったのかなとも思えました。ホントに色々な事が分かりました。
 
 
双方の戦災死没者共に皆様方どうかお幸せに、穏やかであられます様に、安らかであられます様にと念じながら御供養させて頂きました。
特に幼少の頃から色々とあった薩摩からは逃げていたところがあったのですがこの度の御供養で向き合える様になり、この御機会を与えて下さった御神仏様方、大森先生、御同行の皆様方に厚く御礼申し上げます。
 
 
今後とも御供養を続けていきたいと思います。大変長文になってしまい申し訳御座いません。誠に有難う御座いました。
 
 
宝篋印塔様シリソワカ
大聖不動明王様シリソワカ
御神仏様方シリソワカ
大森義成先生シリソワカ
御同行の皆様方シリソワカ
一切衆生シリソワカ

撮影Nさん