過日、早朝からお山しました。
二ノ峰 青木大神のお茶屋さん「辻亭」は、ご夫婦で住んでいるので早くから開いていました。
お灯明を求めに入ると、女将さんからご主人の話を聞きました。
そういえば、しばらくご主人の顔を見ないなと思っていたら、入院していたとのことでした。
ご主人は11月14日に外出して、辻亭に帰宅したとたん、倒れて意識を失ったそうです。
119番に電話したのですが、山の上ということもあり、すぐには救急隊が駆けつけることができませんでした。
顔色はどんどん悪くなっていきました。
救急隊が到着するまでの間、電話で救急措置を伝えられるように言われたのですが、女将さんは気が動転して対応できませんでした。
しかし、救急隊が到着するまでの40分間、偶然にもお参りに訪れていた観光客たちが、心臓マッサージを交代で行ってくれました。
知らない人ばかりでしたが、心臓が止まり土気色のご主人の顔色が、みるみる良くなっていったそうです。
最初に心臓マッサージを行った方は、東京から来たお兄さんでした。救急隊に電話をしている時に、入ってきてくれて、機転を利かせて対応してくれたそうです。
「私も変わります」と言って、何人もの人が協力してくれました。
心臓マッサージをしてくれたのは、救急隊が到着するまでの40分間でした。その後、ご主人は1ヶ月半ほど入院し、脳梗塞も発症しましたが、全く後遺症がなく回復し、心臓のバイパス手術も無事成功して、退院しました。
そして、お茶屋さんの仕事に復帰しているそうです。
青木大神さんとご先祖様のご加護で、助けてくれる人を使わしてくれたのだとおっしゃられてました。ありがたいですね。
(女将さんの許可をいただきブログに掲載します)
ご神蹟からみた辻亭
復活したご主人 朝からブロアーで参道清掃