これは修養団体、紫雲荘を主催していた故橋本徹馬先生のお言葉。
私は信仰は狂信的になるのは間違いだと思っております。例えば、それに没頭して肝心のやるべきことを怠るなどです。あるいは宗教教団の言われるがままに献金して身を持ち崩すなどです。
ただ、迷いや不安、心配事、罪悪感があるとそれに心が曇ってしまい、その時々において適切な行動が取れないことがたくさんあります。
なぜなら行動の動機が迷いや不安だからです。
そういう時こそ信仰によって心を修めるのです。
心配事は心身のエネルギーをものすごく消費します。
心配や不安の時間を、一心に写経なり読経して、迷いや不安を神仏に預けることです。
その前に何に迷ってるか悩んでるか、それを全部、箇条書きで、紙に書き出してから、それを神仏に供えてから拝むと良いでしょう。
先ずは頭を整理するのです。
そういうものを捨てきれれば最高です。しかし、それができるのはなかなかの達人です。
ゆえに悩みを預けるのです。
中でも金剛般若経要品の写経や読経をお勧めします。悩む暇もないぐらい徹底して、繰り返し拝むのです。
やる気があれば、いつでもどこでもすぐできます。
心配するだけの全エネルギーを信心に!
橋本徹馬先生墨跡 善龍庵蔵
天地のまことの道を永久(とわ)にゆく
わが足あとに 花や咲くらん