大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

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金剛道の生活その3 濱地天松居士

したがって、むかしから金剛経に帰依した人で、身体の健康を得、福寿を得た人の例がすこぶる多いことによって、金剛経の活物であることを証することができる。

 

居士も昭和15年に77歳で大患にかかり、すでに体温を失い、口もきけず、医師にも見放されてしまったので、ただ心中に無我相(金剛経の金句)を唱え、死をまっていたところが、近親のものが一人の医師を連行し、一本の注射をしてくれた。

 

居士はこの一本の注射をうけたとき、ああこれは観音様の浄水であると感じて再生することを得、10日間の後、米汁に接し健康を復し、今日86歳になって体力いよいよ強健にして、朝、昼、晩、夜の4回の読経と坐禅を為し、自然を友とし、安らかにその日をすごしている。

実にもったいなく、有難く思っている。

(以下略)

 

 

大森記 私も金剛経に帰依して、日々の勤行で読誦しています。

その功徳を施餓鬼や記念事業供養の各位大菩提と御同行、施主各位の滅罪生善に回向しています。