この動画はかなり考えさせられる内容です。
私自身は霊感を否定はしません。
それによって道が開けるご縁となる人もいます。
しかし、それに依存して失敗した人を何人か知ってます。
あるお代にお伺いを立てて、外れて仕事に大影響した人。
あちこちの霊能者に除霊を受けて、除霊依存症、除霊貧乏になった人。
そして、忽然と霊感がついたにも関わらず最期が悲惨であった例もあります。
(本にできるくらい話はあります)
結局、自分を導くのは【自分自身】と【教え】です。
佐々木閑 仏教講義 10「ミリンダの問い その52」(「仏教哲学の世界観」第13シリーズ) - YouTube
この動画の大事なポイントを抜き書きしました。
1,人を神格化してみると判断を誤る。
2,神通力を無批判に信用することは危険。
3,神通力の魅力はいつも時代の人を引きつける。
4,佐々木先生は釈迦の信者ではあるが、絶対視をしているわけではない。
5,何事も客観的な視点が必要である。
そして、佐々木先生が紹介している神通力の修行コースについて、私もその話は知っております。深い禅定を行き来するとのことです。
ところが、それを指導している山林僧院の僧院長が自分のところの修行僧が失踪したときに、その行き先がわからなかったという話があります。結局何ヶ月か後に偶然発見されました。修行僧は山の中で亡くなっていたそうです。
稲荷信仰でもしかり、稲荷山で伺ったはなしです。
ある男性のオダイさんに、商売不振だったので、そのことを尋ねにいった人がいました。
オダイさんは、「わしにはわからん、あんた商売人だろ、あんたの方が詳しいで」
と答えました。そのオダイさんはかなり信者もいる方でした。
それを聞いた人は、なるほどと思い、商売を見直しして、再起されたそうです。
このオダイさんは、流石です。
その相談者の持っている力を奪わずに、その人の能力を見抜き、良い方へと導かれたのでした。