大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

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令和4年 春季彼岸会の感想その13

春季彼岸会を有難うございました。

 

初日、春季彼岸会の御供養は早い時間に行い、午後に祖霊舎で般若心経を御唱えしている時に「供養される方々も一緒に手を合わせていると思うとよい」という大森先生のお話が思い出された瞬間、私の隣に和服の人が裾を整えながらゆっくり座る気配がきました。


その人が手を合わせ、その和服の袖が私の腕に触れる感じかきました。
「おばあちゃん…」と思った瞬間、涙がこみ上げてきました。


私を可愛がってくれた祖母は晩年、足を悪くして、いつも低めの椅子に座って針仕事や家事をしていました。私はいつもその隣に座って、祖母の和服の袖が常に私の腕に触れていた、あの感覚が何十年振りに甦ってきました。


大森先生のブログに「浮かばれる」とありましたが、まさに私の記憶の奥底から浮かび上がってきた感覚に驚き、懐かしい想いがあふれてきました。


その時、もう一方に細身の人が座る感じがきました。私には祖母と同居していた叔父のように思えました。

 

52歳で病死した数年後、叔父の顔だけの恐ろしい形相がどんどん迫ってくる夢を見て以来、ずっと気になっていましたが、御供養を重ねて、昨年は穏やかな夢に出てきて少しホッとしていました。


ずっと目を閉じて般若心経を御唱えしている間の事ですので、目で見たのではありませんが、私は亡き祖母と叔父と並んで読経できたようで、嬉しい「感じ」でした。


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