【LIVE】京都・五山送り火2023 点火始まる!始めから最後まで全て見せます【京都の夏の風物詩】(2023年8月16日) - YouTube
<点火時刻>
⛰大文字 20:00ごろ
⛰妙法 20:05ごろ
⛰船形 20:10ごろ
⛰左大文字 20:15ごろ
⛰鳥居形 20:20ごろ
その謎解きとして、興味深い説をご紹介。
今井幹雄師の著 『観世音菩薩物語』東方出版刊に
「すなわち、最初に現れる大文字は地水火風空の五大であり、人間であるとともに煩悩の象徴である鬼神でもありましょう(大森注、人間は仏と同じ五大で構成されているにも関わらず迷っている。そして鬼神はいわゆる浮かばれてない霊)。
妙法は仏法-特に一乗の妙法たる法華経ででもありましょうか。(大森注、本の内容から察すると妙法は仏法そのものと解釈してよいでしょう)
そして舟形が意味するものは、生命の始原が海にあることと同時に、生死の苦海を渡す大乗の舟-すなわち救いの作用を象徴し、左大文字は仏法に浴して(大森注、修行や供養された意味)成仏した人格を意味し(大森注、私たちも仏さまも同じ五大で構成されていることを覚る)、仏法による鬼神の成仏によって神として祀ることの象徴である鳥居が燃え尽きて、五山送り火は終わり、京都の夏も終わるのであります。
(中略)
五山送り火が何時頃どのような趣旨ではじめられたのか、わたしは調べていません。従っていままで述べたことも、これから述べることも、あくまで私の推測に過ぎないのですが、夏を告げる祇園祭が疫神という鬼神を鎮める御霊会であるならば、夏の終わりを告げる五山送り火は鬼神の成仏を意味するものでなけねばならず(以下略)」