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観世音菩薩と同化 意訳 その2  濱地天松居士

観音様と同化する手立ては、絶えず観音様の温和にして毅然たるお姿に接することです。

 

絶えることなく、そのお姿に触れている時には、自分というものに囚われている私たち凡夫も自然に観音様のお徳に摂化されて、心も顔も態度も似てきて、ついには肉身の観音様になります。

 

そして、観音様の御名を聞いて、南無観世音菩薩と唱え、観音様を心に念じて、念念忘ることなく、毎日の仕事に従事する時は観音様のお働きとなって、自分自身は何の苦しみもなくその職業にやすんじて世の中に貢献し、人々を利益すること広大無辺であります。

 

観音様の信仰には、このように広大無辺の功徳があります。

 

ですから、上辺だけの信仰論議をやめて、早くこの観音様を信仰するのです。

いくら頭で考えても観音様の功徳は分かりません。

その功徳というのは、私たちの考えが及ぶものではないのです。

 

 


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