西白上から約400メートルぐらいか、山道を歩くと東白上
梵字は「ウン」金剛蔵菩薩を現わす。
ここで明恵上人は自分の右耳を切り、修行にはげんだ。
すると翌日、空中に文殊菩薩の示現を得たという。
事相上では、このとき文殊菩薩から明恵上人は、直接ある印と真言を授かったとされる。
その印信はいまでも相伝され、わたしも日々結誦している。
面白いのは、その時文殊菩薩が乗っていた獅子の毛なるものが、今でも伝わってる。
今回の和歌山県立博物館の展示で出展されている。
明恵上人修行の往時を偲び、理趣経百字偈と金剛般若経要品、文殊真言、直授印明にて御法楽
明恵上人の道歌
「くまもなく すめる心の かがやけば わが光とや 月思ふらん」