大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

懺悔 供養 祝福 報恩 敬愛 (c)善龍庵 大森義成 禁無断転載

段階を踏んで良き方向に

大森先生

 

子どもの大きな変化ですが、ごく簡単に書くと、

1 本人の希望で治療の内容を変え、それにより安定してきたこと

2 それに伴い、やはり何かしら社会に関わりたいと作業所で働くことを考えていること

3 私達との関係が改善してきたこと

です。

 

言わば、今までは段差の小さい階段を、一歩一歩(時には後退もしつつ)踏みしめて登っていたのが、急に普通の階段を、それも2段飛ばしぐらいで登り始めた…という感じで、その変化の大きさと速さに喜びつつも、正直驚きも隠せない状況です。

(まだ幻想はありますが、そのことを持ち出す頻度もごく少なくなってきています)

本当に御神仏の御加護というのは、こちらの想像など遙かに超えて、ただただ凄いとしか言いようがなく、心の底からありがたく思っています。

 

それで改めて思ったことは、

1 信じて続けていくことの大切さ

特に変化がなくても、とにかく日課として決めた修行を日々続けていくことが大事なんだなぁということ。

 

その際は、変に自分の「こうなったらいいなぁ」的願望を入れず、御神仏に全て委ねることも大切だと思いました。

これは特に愛染明王様の敬愛会で感じたことなのですが、そういう願いは、いくらこちらが「本人のため」と思っていても、結局は「本人を自分の思い通りにしたい」という気持ちに繋がるのではないか、と気づいたのです。

なので、それからはずっと「本人にとって最善の未来へとお導きください」と祈るようにしています。

 

2 祈り・くすりの重要性

あれだけ病院を拒んでいた子供が、すんなりと受診できたのは御神仏のおかげだと思っていますが、実際に本人の希望を聞いて合った薬を処方して下さったり、本人の色々な相談に乗って下さるのは主治医の先生なので、そのどちらもが同じくらい大切であること

これらは今までも、先生がブログで繰り返し伝えて下さった内容ですが、実際に自分達の身に起こったことで、より深く具体的に自分の中に落とし込めたように思います。

 

そしてこれが一番大事だな、と思ったのが

3 物事が動くには、それに適した時期があること

4 それまでの間に経験したことも決して無駄ではなく、むしろ必要なので経験することになったんだなぁ、ということ

です。

 

今思い返してみても、一番最初に先生あてにお施餓鬼の申込みメールをお送りした、4年半前の私の心の状態では、恥ずかしながら今と同じような結果を望んでも、絶対に無理だっただろうな、という確信があります(苦笑)

もちろん、今が良くなったなどという大それたことをいうつもりは全くないのですが、それでもやはり、先生の下での修行や神社仏閣への参拝を通して、私たち夫婦の心のあり方も、少しずつ変化していったように思います。

 

そして、今にして思えば、その時々に応じて、適切な専門職の方達との出会いもあり、全てはちゃんと段階を踏んで良き方向に向かっていくよう、御神仏のお計らいがあったんだろうなぁ、と実感する次第です。

なので今は、せっかくいただいたそのありがたいご縁を、自らの慢心等で手放してしまわないよう(常々書いていますが、すぐに調子に乗る性格です(苦笑))、これまで以上に気を引き締めて、日々の修行を続けていこうと思っています。

 

 

大森先生には、この4年半の間、その時々に応じて適切で温かなご助言をいただき、本当にありがとうございます。

どうか今後ともご指導のほど、よろしくお願いいたします。


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