大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

懺悔 供養 祝福 報恩 敬愛 (c)善龍庵 大森義成 禁無断転載

4月滅罪会の感想その29

大森義成先生シリソワカ

遅くなりましたが、滅罪会の感想を送らせて頂きたくメールしました。


私は今回、2回目の参加になります。
ネガティブな感情が湧き起こるリスクが高いこの修行に参加するのは、ちょっと勇気がいる事だったり、重い腰を上げる覚悟がいりました。
でも、やった方が良いという自分の直感に従って申し込み致しました。

極力、大森先生の助言に従って前行から本番まで行いました。

懺悔する時、とある観想が浮かびました。
懺悔の項目1つ1つを風船に見立てて、風船のヒモを手放して空へ開放していくのです🎈
ふんわり飛んでいく姿をぼんやり眺めながら、また次の項目の風船を作る…という事を繰り返しました。
そうすると、内容にフォーカスし過ぎずに済んだり、過去への執着や過剰な感情を手放す・距離を置く感覚が持てました。


その後に感情を認める事も、私にはとても重要な過程でした。

過去の記憶を遡る事で、味わってきた悲しみ・怒り・辛さ・惨めさ・切なさ・孤独感・不安・苦しみ・絶望感…など、都度シリソワカをつけて、その時だけでも素直に認め、准胝観音様・宝篋印法塔に聴いて頂き預けました。
そうすると最後は自然と、「ネガティブな自分を認めますシリソワカ」「そのままの自分を認めますシリソワカ」という言葉が出てきて、締めくくる事が出来ました。

認める作業までする事で、初めて本当の意味で自分を許す・間をとる事が出来たような気がします。
過去を適切に捉えられるようになった感覚もあります。

また、その時の自分は精一杯頑張ったよね、と思えるようになりました。
次は同じ失敗を繰り返さないよう気をつけつつ、また私らしく日々を過ごし、ベストを尽くしていければなとも思います。


あくまで私自身の体感や捉え方であり、もっと大変な日々を送られてきたご同行の方々から見たら、そんな簡単なものではないと思われるのは十分に承知しておりますが…


今回の滅罪会は、私にとってとても良い修行の機会になりました。
意外と、癒しの時間となりました。
不思議なものですね…神仏様のご加護と滅罪会の功徳と考えています。
次回の開催まで、毎月続けたくなりました。

いつも豊かな時間を、ありがとうございます。


合掌礼拝

撮影Oさん