大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

懺悔 供養 祝福 報恩 敬愛 (c)善龍庵 大森義成 禁無断転載

名著 神と人のはざまに生きる復刊

名著 神と人のはざまに生きる 復刊!

アマゾンでは現在扱ってないので、楽天などほかのサイトがよいでしょう。この本はお勧めです!残部僅少のようです。

著者のアンヌ ブッシイは日本で大谷大学教授の故五来重氏のもとで稲荷信仰のフィールドワークをしていた。(その研究成果が大著『稲荷信仰の研究』)なかでもアンヌ氏は巫覡の調査担当であり、そのとき高度な霊能をもつ故中井シゲノ師を紹介された。彼女の波乱の人生と信仰に裏付けされた霊能力を詳細に記述している。貴重な本。

www.utp.or.jp

上記サイトから引用

20世紀の大阪、稲荷神・狐の神さまである「白高(シラタカ)」からのお告げをうけた一人の女性。彼女に憑依するさまざまな神々と助けを求める人びととの仲立ちとして、彼女は激動の時代を巫者として生きぬいた。日本近代の豊穣な民間信仰の姿を生き生きと描き出す。

 

《「3 村での神がかり」より》
勝つ見込みがあるのなら断じて負けやしまい。今も変わらずこんな調子です。そのためなら死ぬのも恐れません。(中略) 私の頑なな意志は何かしら空恐ろしいものです。いいえ、私のといっては間違いです。白高さんのものなのですから。まさにこうしたぎりぎりの緊張状態にあって、昭和九年九月九日、(中略) 私は女の方のみ連れてお滝へお参りしたのです。そのうちの一人の方が、(中略)「玉姫さん」の御名をはじめて発した夢のお告げの言葉を書きとってくれました。自分一人の決断で村を離れることを決めかねていた私にとって、 そのお告げこそ大阪へゆく道を開いてくれたものだったのです。もはや何事も何人も私をとどめることなどできませんでした。神さまの御言葉だったのですから。翌日私は発ちました。

 関連過去記事

 

oomorigijyou.hatenablog.com