諸相は相にあらず
法も非法もみな取るべからず
我相は本来 無我相
一心称名即解脱
天松居士によれば「即」の字は、経典を読む上で最重要であり、一心に称名(たとえば無我相や南無観世音菩薩や南無大師遍照金剛と唱える)することそのものが解脱であるという。
つまり、一心に称名することで解脱を得るのではなく、一心称名そのものが解脱であると。
ここは奥義であるので、すぐには腑に落ちないかもしれない。
逆に、これがなんとなくでも腑に落ちてきたら、つづけて拝んできたかいがある。
決して頭で理解するのではない。