大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

懺悔 供養 祝福 報恩 敬愛 (c)善龍庵 大森義成 禁無断転載

滅罪会の感想と東映映画「空海」

善龍庵

大森義成先生
 
大森先生シリソワカ
 
 
滅罪会の厳修、誠にありがとうございました。
 
今回は、普段の生活の中で不意に懺悔したいことを思い出し、行ではそれを忘れてしまう事が多めでした。(思い出したらその場で「〇〇のことを懺悔しますシリソワカ」と心の中でお唱えしました)
 
倦怠感もあったり何度も欠伸が出てしまったりでしたが、失礼をお詫びしつつ行いました。
 
最終日は、大森先生とご同行の皆様と集中的に滅罪を行える機会なのだからこの時間を大切にしようと思い、ご真言を108回唱えることにしました。
 
お唱えを続けると、部屋が一瞬あたたかな色に包まれました。思い返すと夕日が差し込んだだけなのですが、なんだか仏様の胎内にいるような感覚がありました。
 
覚束ない始まりでしたが、穏やかな気持ちで滅罪会を結願できましたことお礼申し上げます。ありがとうございました。
 
話変わって、現在You Tube東映の公式チャンネルで、約40年前に公開された映画「空海」を無料配信しています。(https://youtu.be/fvrO31wUELE?si=Z_bmXRETu7sNivZT 15日までの限定配信のようです)
 
この映画の終盤、北大路欣也さん演じるお大師様が入定を前に「私に会いたくば遍照金剛と呼ぶがよい。必ずその人と共にあり、その人と共に生きよう」と語っています。
 
私の脳裏に「南無大師遍照金剛」「同行二人」が浮かびました。
そして実家の玄関を思い出しました。
 
実家は真言宗ではないのですが、玄関の上にお大師様の金色の御影が掲げてあります。
見上げないと視線に入らない位置なので、玄関の出入りの際など、不信心ですがそこに御影があることすら忘れてしまっていました。
 
実家に行った折、よくよくその御影を見ると、なんと「高野山奥の院」と刻まれているではありませんか。
その御影を授かり玄関に掲げたのは、なんと姉なのです。それももう20年くらい前のことです。
 
姉は、御影を玄関に掲げたことは覚えていましたが、いつ頃どこで授かったかは忘れておりました。
実家から高野山まで、何度もお参りできる距離ではありませんので、不思議です。
 
「南無大師遍照金剛」とお唱えすると、最近は涙が滲みます。大げさな表現ですが、お大師様の御慈悲を感じられる気がするのです。
ご神仏もお大師様も、目には見えなくても拝む人と共に生きていらっしゃるのですね。
 
気づきの機会をいただき、ありがとうございました。
あらためて、ご神仏そしてご仏縁への感謝を忘れずに精進を続けます。
私が大森先生の滅罪会や修行会に参加したり永代供養・逆修供養をお願いしたりするずっと前から、お大師様とご仏縁があったと思うと、胸がじんわり熱くなります。
 
忘れていてもご仏縁は繋がっていて、こちらが思い出すまで見守っていただいていたように感じます。
 
納め万霊総供養でお大師様へお礼を申し上げたく、心待ちにしています。
 
 
寒さも本格的になってまいりました。年末のご多忙のおりではございますが、ご自愛くださいますようお祈り申し上げます。
 
 
ご神仏シリソワカ
ご仏縁にシリソワカ
お大師様シリソワカ
大森先生シリソワカ
ご同行の皆様シリソワカ
一切衆生生きとし生けるものシリソワカ
自分自身にシリソワカ

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高野山奥之院 御廟の橋