弟子某甲(でしむこう)
尽未来際(じんみらいさい)
帰依仏(きえぶつ)
帰依法(きえほう)
帰依僧(きえそう)
以上を三度繰り返して唱える
仏教の最も基本であり、重要なことは仏法僧の三宝(さんぽう)への帰依(きえ)である。
三宝への帰依は衆善万行の基である。これにより、はじめて仏菩薩をはじめ仏教の守護神、諸天の真のご加護がある。
慈雲尊者によれば「帰」とは帰投の義で、他国に旅したものが我が家に帰るように、あるいは恩ある人を想うがごとくする義であると。
そして、「依」は人偏に衣という字で、人が衣服を離さないように、この三宝をよりどころとして少しも離さないのが帰依の義であると。
年頭にあたり三帰(さんき)の偈を自らとなえて、あらためて三宝に帰依を誓うものである。
※某甲の部分は自分の名前を唱えるのが本義(例、弟子義成など)