大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

懺悔 供養 祝福 報恩 敬愛 (c)善龍庵 大森義成 禁無断転載

仏さまが近く感じる

滅罪会で懺悔して山ほど懺悔することが出てきた人で、仏さまに預けるのに

まだなれていない方は、ほどほどにしてよいです。

 

その代わり真言念誦を丁寧に繰り返し、そのご加護をいただいているのを、力みを抜いて体で感じてみましょう。

 

無心に念誦してもよいです。

その時、目をあけて御影をよく拝見させていただくのです。

これを「本尊の好相(こうそう)を仰ぐ」と言います。

これは他の修行法にも通じます。

 

①私たちが好相を仰いで、心に映る仏様(法身)と

②眼前の御影(応身)と

真言を唱える(これは仏さまに対する呼びかけです)

ことにより影向(ようごう)する仏様(報身)

三身は、真言密教では三にして本来一如というのが、深い意義です。

 

ですから、真言密教において、私たちが合掌し、真言を唱え、仏さまを念ずる身口意の働きは、そのまま眼前の御影の仏さまの働きであり、影向する報身仏のお働きであります。

 

これにより、仏さまと私たちという対立を離れていくのです。凡聖不二といいます。

よく、感想の中で「仏さまが近く感じる」という方がいますが、それはこの作用によります。

まずはそれを信じて拝むことです。すると少しづつ感じられてきます。

いきなりはそうならないかもしれませんが、焦らず続けることです。


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