神仏習合時代のお稲荷さんの御神影の額を、信者様からご奉納いただきました。
似たモチーフの御神影はしばしば見かけるのですが、この額のお姿はものすごく顔が優しくて福々しいです。
愛染明王の額の隣にお祀りしました。
廃仏毀釈に至るまでは伏見稲荷の本殿の前には弁財天と大黒天のお社がありました。
それに習ったお姿です。
確かに江戸時代の図を見ると今の神楽殿の辺りに弁天様が、現在のご祈祷受付の所に大黒天が祀られてますね。本社に向かって右側弁天様左が大黒様です。上の御神影も同じ配置になっています。いまではとても貴重です。ありがたいことです。