大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

懺悔 供養 祝福 報恩 敬愛 (c)善龍庵 大森義成 禁無断転載

令和4年11月滅罪会の感想その24

大森先生、過日は滅罪会のお次第をお送りいただきましてありがとうございました。

お次第をいただいてもすぐに始めることができず、手にしては戻すを数日しておりました。

そんな折にタイミングよく先生のブログで修行のコツを何度も読み返しようやく始めることができ感謝申し上げます。

今回は、懺悔で浮かんでくることが多くなりました。前回は何をどう懺悔するのか観想もわからず困惑するばかりでした。

今回は、長男に対する懺悔に合わせ怒りもわいてきました。それでよいのだと先生の補足を拝見し浮かんできた懺悔、悲しみ、怒り等を何とか収めたりお預けすることができているように感じ、一方心配ばかりかけていました父母に対する懺悔では嗚咽となってしまうこともありました。

滅罪会の際にも不動明王様、吉祥会、報恩会を毎朝の般若心経に合わせて行っておりましたのでこの2週間ほどは正直なところ、毎朝時間の工面が大変でしたがこれも修行と思いました。

 

12月はじめに四国香川県の札所ツアーを申し込んでおりました。今回遍路に参加するにあたり自分に課したことは写経を納めることでした。以前より書き溜めておりましたが、前の愛媛県霊場で使い切っており1か月弱で44枚の写経は出発前日朝までかかってようやくできました。

今回の香川県の遍路では自分の力、体力だけでは難しいことありましたが何かの力をいただいたように思いました。

私の祖父母が琴平の出で、祖母の実家は金毘羅さんの参道で土産物屋を営んでおりました。宿泊のホテルが近かったので同じ参加者の方が早朝金毘羅さんへお参りに行くと聞き無謀にも同行することにしました。その日は弥谷寺の階段500段ほどが待っておりましたので途中まで、実家の痕が分かればとの思いでした。(添乗員、先達さんには呆れられました)

真っ暗な中、3人で向かい、途中で実家の看板を見つけまだ続いていることが分かり嬉しく感じました。その先、大門のあたりでこれ以上登るのはやめるつもりでしたが、少し休みましたらもう2度と来れないかもしれないという思い、母や長男、次男と登った時のことを思い出し、生前お参りをしたいと言っていた母の想いを抱き登りました。途中太鼓の音が鳴り、力をいただきながら本殿まで、朝日がのぼりすがすがしい気持ちになれました。

この後の弥谷寺も難なくお参りすることができ、ご先祖様から神仏様からご褒美をいただいたように感じました。

先生のもとで行う修行も、お次第をいただきますとできるのか?と思いますが結願いたしますとすがすがしくまた寂しさを感じることがあります。そのため、不動明王様へはほぼ毎日続けさせていただいております。

四国遍路も高知県16ヶ寺を残しておりますが、遍路に出るのは辛い苦しいという気持ちと、結願したらまた行きたいと思うであろう何かがあると思い始めております。

とりとめもなく申し訳ございません。仏さまにお任せし日々を過ごすという気持ちになれる日が増えてきましたこと感謝申し上げます。

ありがとうございました。

大森先生シリソワカ

四国遍路ご同行の皆様シリソワカ