本日から納め万霊総供養を開白しました。
皆様が申し込まれた供養の対象、如来から諸霊の類、さらにはすべての生きとし生けるものに至るまで、全て胎蔵曼荼羅(慈悲の世界)のなかにあります。
中尊の大日如来だけが大日如来なのではなく、胎蔵曼荼羅そのものが大日如来であります(大大日如来と表現される方もいます)
私たちは全て大日如来の慈悲の世界に生きているのです。ただ煩悩の霧雲がかかってそこに気がついていないだけなのです。
ともに大日如来の慈悲の世界に生きているのですから、ご供養する上でも一方的に供養をしてあげるのではないということです。
拝む方も拝まれる方もともに曼荼羅の諸尊として、「私もあなたもそして仏様、御同行も、一緒に光明真言を唱えている」と観想しながら真言を唱えるのが深義です。