善龍庵
大森義成先生
前略、いつもご指導ありがとうございます。
4月および5月の不動明王修行会の実修も無事執り行えました。
ご本尊様および先生ならびに御同行の皆様に篤く御礼もうしあげます。
まとめての報告ですが、ご指導をもちまして、淡々とすすめながらも、お不動様に対
する気づきが進んだような気がいたします。前は、「こんな雑念だらけにご本尊をお迎
えできるだろうか」と思い込んでいたのですが、「有想観」の御法話などが大きなヒン
トとなりました。
不動明王修行会スタートとあわせ年初に発願した弘法大師御宝号の十万遍報恩謝徳の
自行も4月正御影供の日までに満願となりました。十万遍の御蔭と彼岸会・敬愛会のご
指導によるものでしょうか、日常勤行で般若心経を読み「無智亦無得」のところで、こ
れは常々ご指導されている「本有の菩提心」のことかとやっと気が付いた次第です。
また、お大師様も、心の中、身近に感じられるようになりましたが、その一方で、お大師様にはピンチになると泣きついていた感じだったのが、目の前に尊い先生がおられるという感覚になってきました。
また、5月滅罪会の後には、梵字ご本尊の観想が少しはっきりしてきた気がしました。
5月28日の不動明王修行会では、お不動様は、私如きもののためにも、修行のため
の条件をつくってくださっているのだと感じるところがありました。
当日は出張がえりで体調も悪く疲労困憊しておりましたが、祭壇に向かえばすぐに御守護のお力をいただけたような気がします。
引き続き精進してまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。
先生、御同行はじめ所縁の皆様の吉祥成就をお祈りします。
合掌