大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

懺悔 供養 祝福 報恩 敬愛 (c)善龍庵 大森義成 禁無断転載

令和4年11月滅罪会の感想その10

善龍庵
大森義成先生

拝啓、初冬の候、先生にはますますご清祥のことと存じます。さて、このたびは、滅罪
会を厳修していただき誠にありがとうございます。おかげさまをもちまして、自宅等で
の自行も無事結願いたしました。

この場をお借りしてご本尊様、御神仏様および先生ならびに御同行の皆様に篤く御礼申し上げます。


今回は、三回目ということもあり、念入りに滅罪会に参加できたと思います。

 

過去二回は、ご本尊に、すぐに受け入れられる感じがしましたが、今回は、罪業重々の自分の過去の行為がすべてキャンセルとなるのだろうか、それは(自分も含めた)悪人にとってあまりに虫のよい無責任な話ではないかと悩みをめぐらすこともありました。


 そこで、先生のブログの「もう解放していいよ」(11月19日)という御法話と、各宗
の勤行次第の懺悔文のお話を拝見して、自分に与えられた課題は、懺悔文にある「一切
我今皆懺悔」で、自分が「今」この時この場所で無始の昔以来の荒涼たる悪業を懺悔し
て、悪から切り離された浄心を一瞬でも回復するということだと気づきをいただきまし
た。ここは、毎日読んでいてもわからなかったことでした。

過去の罪業の因果がなくなるかどうかはわかりませんが、この修行によって、今この刹
那を浄化しただき、少なくとも、一瞬でも自分の正気を回復して、この今からは、悪循
環を断ち切って、善の方向、光の方向にふみだすことだと気づきをいただきました。

ビジネスでいえば、過去何代もつみあがった莫大な負債は残っていても、決算をして会
社再建を誓約すれば、株主は減資してくれたり、銀行は債務繰り延べしてくれるかもし
れません。

 

こうして思えば、自身の経営者たる自分が今、修行を行うしかないと思いま
したが、浄化の方法、心の清算の手続きを教えていたく良師と巡り合えたのは本当にあ
りがたいことだと思います。

ようやく気づきはじめたところですが、引き続き修行を行ってまいりたいと思います。
先生および御同行の吉祥成就をお祈りいたします。   合掌

 


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