大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

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慈悲に目覚める

善龍庵
大森先生

いつもお世話になっております。

7月2日からの施餓鬼供養ありがとうございました。

今回は、追善供養法のメール内に記載いただいた「慈悲とは、楽を与え、苦しみを抜くこと」が
どうにも気になり、自分が可能な範囲でできる慈悲の実践とは何か、を考える期間となりました。

供養期間は、自分が働いている現場に新人さんが配属になる期間と重なり、
自分が配属になった時に苦労したことを踏まえて、フォローしたり話を聞いたりしました。

新人さんは中々に苦労をされてきたようで、異業種からの転職ということもあり、
このまま何者にもなれないのではという将来への不安や、
過去の経験からまた同じような理不尽な目に合うのではないかという不信感があるようでした。

私自身が同じような経験をした経緯があり、これまで学んできたことも踏まえて話を聞きながら、
方向性を整理して、将来への選択肢や道筋を提示してみたところ、
翌日には「話を聞いてくれたおかげで吹っ切れました」とのことでした。

これまで自分が何かを学ぶ動機は、もっぱら自分自身が抱える問題を解決することが目的でしたが、
今回のことで「他人のために学ぶ」という発想が生まれました。

慈悲の可能な範囲での実践ができたのではないかと思います。

引き続き、慈悲という観点で日常生活の中で何ができるか考えてみます。

大森先生 シリソワカ
御同行の皆様 シリソワカ

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