大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

懺悔 供養 祝福 報恩 敬愛 (c)善龍庵 大森義成 禁無断転載

修行と供養の諸感想

善龍庵
大森義成 先生

前略、いつもご指導ありがとうございます。
さて、このたびは、春季滅罪会を厳修していただきありがとうございました。自行もお
かげさまで無事結願となりました。ご本尊様、御神仏様および先生ならびに御同行の皆
様に篤く御礼をもうしあげます。


お彼岸以来ご多忙のご様子で、しばらく長文のメールは差し控えておりましたが、まと
めて御礼と報告を申し上げます。


お彼岸会につきましては、美しい御真言をお授けいただき、満足した気持ちで、先祖代
々の供養をいたしましたが、思いがとどいたものと感じられました。おそらく、家のご
先祖様の御供養に取り残された縁者がいたのでしょう、その後のお施餓鬼につきまして
は、お彼岸のあとの夢にしたがって、不思議な御供養対象となりましたが、お引き受け
いただきありがとうございました。

 

御供養がおわり、なんとも祭壇がほこりが多いのが気になり、年末以来の大掃除をいたしました。そこで気が付いたのですが、年末に産土様でいただいて壁に貼っていた冬至の御札がなくなっていたのでした。

 

本棚の後ろに落ちてたようで、本棚の大掃除もしました。その結果、御札はみつかりましたが、期限切れの優待券やらがいくつもためこんだ紙の山から発見されました。

貧乏神様とは、まさにこういうみずからの懈怠や強欲のことをいい、貧乏には実体がないのだなという気付きをいただきました。ブログにもあがっておりました塵一つない善龍庵道場との違いを思い知りました。


お不動様の修行についても、気付きをいただきました。お不動様は瑟瑟座にお座りにな
られますが、逆に、お不動様のお座りになられるところは、すべて不動の瑟瑟座なんだ
ろうと、加護住所真言行の際、思いました。すると、家の上にお不動様が座っていただ
いているイメージで、守護されているイメージができました。

 

また、今月は花粉症やら病院での処置や検査が続き、苦痛なときもありましたが、御伝授いただいた御真言をとなえると(採血・点滴中は印は結べませんが)、腹の底から落ち着いた気持ちになりました。採血の注射針がなかなか通らないという副作用もありましたので、准提観音様を念じ、看護師さんシリソワカをとなえたこともあります。

 


今回、客塵の御法話をおききして、滅罪会の練習を事前におこなったあと、お不動様が
憤怒の相をもたれている頼もしさがあらためて気づきました。これまでは慈悲の相を拝
んでいたのですが、あらためて罪を去って間をとってくれるありがたさに感じ入りまし
た。

 

また、滅罪会の際は、懺悔をしてご本尊の御札に罪の黒い塊のようなものを吐き出
しても、御札はすこしも汚れないような観想が生じました。
先生には御法縁をいただき、まことに感謝いたします。