四月の滅罪会ですが、懴悔が先に来た事で、胸が静まった水面のような状態で、水底から小さな泡が浮かび上がってくるように自然に「懴悔しますシリソワカ」と言えました。
ただ数が重なってくると「シリソワカ」の語尾にかぶさるように「でもあの人にはあんな酷い事をされた!」と感情的な思いが追いかけて来るものもありました。
でも、これまでで一番、懴悔に心を向けられた気がします。
「間をとりますシリソワカ」は読誦を重ねる内に段々と馴染んできました。
『母を許します』は読誦するとまだ胸の辺りがこわばる感じがありました。
でも滅罪会の最初の頃の、読誦しようとするだけで、母の仕打ちが津波のように思い被さって嗚咽しかできなかった頃からは考えられない程、小さなこわばりでした。
「母を許します」は辛い読誦でしたが、続けてきて良かったと思います。
滅罪会8回やってこなければ、私は今も母の酷い仕打ちの過去に雁字搦めだったと思います。有難うございます。

御誕生記念法要中の善通寺
撮影Mさん